性格統計学をご存じでしょうか?過去記事でも紹介しましたが、思春期コミュニケーションに使える統計学なのです。
実は、その性格統計学を使った、伝え方コミュニケーション検定初級を合格しました。
そんな聞いたこともない資格取って、意味あるの?時間とお金の無駄じゃない?って思いますか?
実は私は資格取得が好きな方で、過去にいくつか資格を取りましたが、断言して一番使えて身になった資格はこの伝え方コミュニケーション検定ですね。
目に見えて・・・日常生活が楽になったので、この記事で私がこれまで取った国家資格や民間資格と比較しつつ、反抗期思春期の子供との生活にどのように使っているかご紹介します。
コスパ的に国家資格よりもメリットが大きいコミュニケーション検定
私の保有資格は以下の国家資格と民間資格です。
普通自動車免許・中型免許、英検2級、ファイナンシャルプランナー3級と、令和3年度中小企業支援科目合格(財務・会計/経済学・経済政策/企業経営理論/法務/運営管理/経営情報システム/中小企業経営政策)全科目合格、二次試験がなかなか合格できません・・
そして伝え方コミュニケーション検定初級を取得
この中で実際に毎日使っている技能は伝え方コミュニケーション検定で得たノウハウのみ(笑)
自動車免許と中型免許は、交通事故(物損)を起こしてから反省して運転してないので死に筋資格、英検は高校の時流行っていたので取りました、個人輸入するときぐらいですかね・・英語使うの。
国家資格であるFP3級と中小企業診断士の一次試験科目合格に至っては、まったく活用どころがないので、かけたお金と時間からすると、コスパ良くないですねー( ;∀;) あ、FP3級はお金や時間かけなくても、アプリのようなソフトでマスターすればすぐ取得できますが。。
これまで、私の資格取得は自動車免許を除いて「実生活に活かすために勉強しよう!」などという発想は全くありませんでした。
コミュニケーション検定は、14年来の友人から紹介してもらい一緒に勉強したところ、「子供が反抗に至ってしまうメカニズムや、ある事象で自分が落ち込む理由」の答え合わせができたのです。
それこそ、反抗期や思春期の子を持つ保護者の方や、家族とうまくいっていない、モラハラな配偶者がいる、パワハラ職場の上司・部下とうまくいかない・・という場合にも活用できます。
暴言を吐く、キレる、伝えても子供に反抗や無視されることの理由
子供の性格は、千差万別なのでこの子には大丈夫な言葉でも、あの子には我慢できない言葉だったりします。この事実は、大人であれば誰でも理解しているとは思いますが、
理解していることと、その事実に対処できているかということは全く別物なのです。
コミュニケーション検定で、性格統計学を知るまでの私がそうでした。
子供が3人いるので、経験値高いなどという勘違い母だったのです。なので、自分の頭で考えた「この子はこういうタイプだからこの声掛けをしよう」というありがちな失敗をしていました。
その結果、穏やかだった子供がある時、怒りを爆発させ今までほとんどなかった反抗をするようになったのです。こちらが「良かれと思って」色々伝えても、全く言葉が届かなくなり、親子間に冷たくて暗い壁が立ちはだかったかのようでした。
その理由は、今ならはっきりとわかります。
私は、子供に対して真の子供の性質に合致した声掛けをせず、気持ちをそぐような声掛けで少しずつ子供の心を削っていたのです。
子供は私ではない、だからこちらが「良かれと思って」色々伝えても、相手にとって良かれな訳がないのです。
子供の精神年齢が実年齢よりも高く、親の対応を自分の中で処理できるメンタルの強靭さを持っている子であれば、性格統計学に沿った声掛けをしなくても自分の中で対処し目に見えた思春期の問題はないかもしれません。
ですが、繊細な性質の娘、息子、感情を飲み込むタイプの子は性格統計学で性格にあった対応をすれば、その子たちが「暴言を吐いたり、キレる、無視する」等の反抗をする必要がなくなるのです。
親から見て・・反抗と思える思春期の子供の行動は、親の対応に少なからず要因がある
このことを、性格統計学で知ることができて反抗期のターニングポイントを迎えました。
娘や息子の反抗期が終わるためにできること。自制心が芽生える時
性格診断に基づくコミュニケーション方法を学んだあと、私は娘や息子に性格に合致したコミュニケーションを取るように、遅ればせながら始めました。
互いの性格タイプのパターンに応じた声掛けメソッドで、子供たちに声掛けをするようになると・・
なぜか親子間に流れる空気の重さが、だんだんと軽くなってきたのです。
目に見える変化は、子供がリビングにいる時間が増えました。
また、たわいのない話、Twitterトレンドに出てた時事ニュースや、学校の話など子供のほうから親にふってくるようになったのです。
そしてある平日の日、パソコンでゲームをしたい(平日は学校帰宅も夜遅いため、パソコンやPS4をしないルールを決めています)と要望がありました。その時に、まずゲームをしたい気持ちをすぐに受け止め、子どもの話を聴き、今までのように「だめ!やらないで!」とは言わず、冷静に今一度ルール設定の成り立ちと意味を説明しました。
すると、残念そうにはしていましたが、反抗することもなくわかったと了承していました。
性格統計学ではロジカル、ピースフレキシブル、ピースプランニング、ビジョンと4つのタイプに人は分類され、コミュニュケーション検定で両者のタイプを踏まえた対応を学べます。
もう大きいので親の言うことなど、無視してゲームすることもできます。けれど、私が伝えた言葉がまっすぐに届き、自分の中でもそのルールの意味を再度反芻し、自分で見通しを立て、欲求を自制できたのです。
性格統計学を学ぶまでの私だったら、確実に地雷を踏んでいたシーンでした。実はこのときだけの対応がものを言ったのではなく、コミュニケーションを変えてから薄皮を剥ぐようにお互いの緊張した関係が和らいだことも関係しています。家族なのに緊張感が漂ってるって苦しいですよね。
人から見れば些細なことかもしれませんが、自制を少しずつでもできるようになることが感情をコントロールする際にも非常に重要ですし、何かを集中して行うシーンでも必要なチカラです。
この性格統計学は何も思春期だけではなく、小さな子にも適用できるので、本当は母親学級で取り入れるべきだと思いますね!そうすれば小さい頃の子育てもラクだと思うのですよ。
この間、近所のスーパーの近くで幼稚園年長ぐらいの女の子が暴れて泣き叫び、お母さんが困り果てていましたが「ああ、あの女の子の性格タイプがわかればなぁ・・もう少し対処しやすいのに・・」と、思いました。
後日、性格統計学を活用したコミュニケーションで、発達障害のお子さんや不登校のお子さんの心が楽になる寄添い方、
声かけを実現したことでお子さんが少しずつ成長してる保護者の方の声を知り、子育てにおいて親が変わることがいかに影響を与えるのかを再認識しました。
相手を変えようとするのではなく、自分が変われば(対応を変える)相手が変わる(相手への拒否感が無くなる)、人間関係のあるべき姿がそこにあります。
コミュニケーション力を学び就活も有利になれる
性格統計学のコミュニケーション初級検定では、講座の参加者が複数いて、それぞれの性格タイプが違ったため、様々なシーンでのお互いの考え方の違いと、どのような声掛けをするのがベストなのか、お互いのタイプを念頭に置いてパターンを演習し学びました。
性格別の声掛けの具体的な方法だけではなく、自分自身の受け止め方がすごく大事なのですが、相手の言動に対する処し方も学べました。
性格統計学の信頼性ですが、創設者の稲場先生が、会社経営の傍ら16年の歳月をかけ、のべ12万人の統計解析を行い作り上げたので、信頼性はその数の分だけあると、日々実感しています。
文部科学省委託調査研究事で学校の教師向けの教育にもこの統計学の講座を開講し、現場での効果が高く評価されていたことも頷けます。ヤマト運輸や富山県警などの大きな組織から、
子育てに悩むママ向けの講座まで守備範囲が広いのも性格統計学の特徴です。
余談ですが、ホリエモンチャンネルでライザップの人事採用のこんな話を聞いたことがあります。
採用で1番重視しているのはコミュニケーション能力であり、トレーナーとしての技術は後からつけるのだとか。ホリエモンさんもおっしゃってましたが、専門技能よりもコミュニケーション能力が重要視される事は、全ての業種で共通して言えることだそうです。
そういえばローランドさんのお店の採用面接をYouTubeで試聴しましたが、外見がイマイチでもコミュニケーション能力が高い人ほど、潜在的なポテンシャルを期待されていました。スキルが高かったり、能力が高い、外見が良いに越した事はありませんが、やはり会話をしていて気持ちが良いと感じる相手は就活時にも未来への好印象を植え付けるものなのですね。
また、稲場先生がおっしゃってましたが、コミュニケーション検定初級でも自信を持って履歴書に書いてくださいと。理由は、採用時に資格欄は必ず見るそうです。
それは何ができるのか?ではなく、この人はこのジャンルに興味があり、勉強をしたのだと人物像が浮き彫りになるからだそです。
人間関係の悩みモラハラ・反抗期・パワハラの雪解けのきっかけに
子供が中学生、高校生になると保護者の方は以前より子供にかける時間は減る方が多いかと思います。ふと何か勉強でもしてみようかな、と言う時にコミュニケーションの講座、コストも手軽(1万円台)で良かったですよ。
かつて私が、人間関係でとても悩んでいた時、カウンセラーさんのブログ読んでたのですよ、カウンセリングを受けたいなぁと思って金額を見ると、その時の経済状況では、とても高価(40万円以上!)で手が出ませんでした。
反抗期問題や、モラハラ、パワハラなど人間関係のプロカウンセリングは絶対受けたほうが悩みを解消できるのわかるけど、このご時世、物価高く節約中だと、なかなか(_ _)….
そう言った点を踏まえても、カウンセリングとまでは行きませんが、このコミュニケーション検定は伝え方のいろはが習得できるので、人間関係の解決のきっかけになるかと思います。
私はたまたま友だちに誘われて取得しましたが、反抗期の子どもとのコミュニケーションが、雪が解けるように、それ以前とは嘘のように穏やかになりました。正直、驚き・・・しかないです。
性格統計学をベースとしたコミュニケーションの初歩を学ぶ事で、家族と心を傷つけあわず、お互いを尊重する関係性に少し近づけたことが何よりハピネスでした!
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