早稲田慶應ダブル合格どっちを選ぶ?合格者進学率逆転 迷って慶應から早稲田に進学変更

大学受験

3月初めまで、早稲田慶應ダブル合格した方は、ギリギリまで迷ってどちらに進学するか悩む方も多いかと思います。過去の話になりますが、うちの子供も迷いました。

親世代では慶應と早稲田なら慶應だろうという、なんとなくの先入観が影響して、本人も慶應商学部が第一志望なはずでした。慶應が受かって上記のように喜んでいたのですが、早稲田合格した時のほうがやったー!と普段あまり感情を表さない子なのに安堵と喜びが違いました。

とりあえず、慶應には早々に振り込んでしまいました。週末をはさんで、週明けに早稲田の入学金振込締め切りがあったのですが、本当に慶應に行きたいのか?本人の心の内が見えなくて週末に早稲田と慶應のキャンパスをはしごしてもう一度決めることにしました。

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早慶ダブル合格で7勝の進学率 受験生の第一志望の変化

早慶ダブル合格時の全体の進学率は東進ハイスクールによると、2023年度は慶應60.9%に対し早稲田39.1%となっていて、慶應に行く人が大半のように見えますが、同系統の学部同士の対立だと、法学部と、創造理工学部を除いて早稲田へ進学する人のほうが多いのです。

早稲田慶應
偏差値学部進学率進学率学部偏差値
81政治経済71.428.6法学部80
81政治経済52,247.8経済学部79
80法学部31,368.8法学部80
78商学部68.831.3商学部77
78文学部63.636.4文学部79
78文化構想68.831.3文学部79
73基幹理工56.343.8理工73
73創造理工50.050.0理工73
73先進理工57.142.9理工73
週刊ダイヤモンド掲載東進ハイスクールデータより2023より引用(数字は変更せずそのまま)

去年だけではなく、その前の年も学部同士の戦いだと早稲田への進学率がよかったです。数字だけでみると文系学部は圧勝ですね。

実際、子供の受験のとき、周りの友達で私立を選ぶ子は早稲田が多く、慶應志望が周りにいなくて寂しいねと話してました。

早稲田は入試改革を行っていて、政経学部で数学が必須化を行い、04年には国際教養学部の設立などで国際色が豊かになるなど受験者層の幅が広がったことで進学率が上がっているのかと思っていたのですが、子供の話を聞いているとそれだけではなさそうだったため、今さらキャンパスツアーをギリギリで決行したのです。

早稲田の立地、キャンパスの広さや雰囲気が関東近郊高校生に人気

週末に早稲田と慶應のキャンパスに行きました。まず慶應に行ったのですが(この時点では慶應にもう支払っていた)日吉キャンパスですね。きれいな白亜の建物が印象的です。商学部だと2年?はこの日吉で過ごすことになります。周りの商店街をぶらりとしましたが、静かな街でしたね。

そのあと、早稲田に向かい、駅に着き大学まで歩いていくと、街灯のさきに早稲田塾の旗がひらめいていて緩いカーブを曲がると大隈講堂が見えてきたのですが、視界に広がる景色全てが早稲田キャンパスという規模感。

キャンパスに到着すると、嬉しそうに「商学部だと、この棟に通うようになるんだよね」とニコニコ説明してくれて、ああ親の意向にあわせて進学先を決めたんだなと遅まきながらその時気づきました。

早稲田の後に、三田キャンパスに行こうと誘って、行ってきましたがその日は閉まっていたので門の前まで。

東京タワーもほど近く、歴史ある建物が美しいキャンパス。良家の子女がここで学び、後世に富と成功を引き継いで行くパワースポット的な力が伝わってきました。

帰宅後、話し合いの末に早稲田に進学先を変更することになりました。学びたい教授がいるだとか、この授業を受けてみたい・・といった学問に関することではなく、たぶん立地とキャンパスの広さや今風?な雰囲気と、周囲に早稲田を選ぶ人が多い=仲間内での価値が高い という過ごす環境的な面や大学に対する価値観の変化が選択肢に影響を与えているようです。

高校の3年間は神奈川の都会で過ごしたため大学は東京がいい!と未来予想図を描いていたのでその通りになったとも言えます。

早稲田にして後悔していないか?授業大変?

早稲田にして、後悔していないか?慶應に行けば三田会などもあり就職もよさそうだし・・就職ランキングなど見ると慶應のほうが早稲田よりもコンサル系や金融系が就職人数が多いような気がします。

感想を聞いてみました。

本人が予想外だったことは、授業が結構大変だったこと。あとなぜか毎日1限が必修科目で通学が大変だったとのこと。大学行けば楽になるかと思ったら、英語や中国語など専門外の授業も予習やテストがまぁまぁ大変そうです。高校の時より期末テスト勉強してました(笑)

専門では、オックスフォードMBAで一番人気の教授すずきとも先生が教鞭を執っているらしく、娘がはじめて授業を受けた時感動していました。世界的に活躍している先生の授業を受けられることも魅力ですね。

サークルも、無数にあって楽しく過ごしたいのであれば間違いないですね

昨今は、立教大と青山学院大学のダブル合格でも逆転が起き2023年度は51.4%が合格時に青山学院を選んでいるそうでこれも渋谷という立地の強みが高校生には魅力になり、選択の決定打になっているのではと想像しています。

都会の利便性が良い街で大学生活を楽しく過ごしたい

Z世代は、大学を選ぶ際に「都会の利便性が良い街で大学生活を過ごしたい」という価値観が影響しているのは間違いなさそうです。勉強するのは当たり前のこと(今の大学生は、昔の大学生より勉強します)で、付加価値としていい感じの都会の大学で、インスタで見るようなキャンパスライフを送りたい。

そのように考えると、昔よりも恵まれた環境で育ったごく一般的な子供たちに進学してもらうため、都心回帰する中央大学なども懸命な選択をしていますね。志望者数が増えそうです。

大学を選ぶ際に、就職率も参考にしましたが、結局就職は本人次第なので、同レベルの大学であればそこは選択の決定打にはならないと判断し、自分が通ってモチベーションのあがる大学を選びました。

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